環境への取組み

陸内協が実施する自主規制

自主規制の概要

陸内協の掲げる環境対応の目標に対する施策として、出力が19kW未満のガソリンエンジンとディーゼルエンジンに対して、陸内協が自主的な排出ガス規制を実施しています。自主規制が法規制を補っている状況は下表に示すとおりです。

搭載機械
(使用される機械)
陸用内燃機関(エンジン) 自動車
可搬形機械
(携帯形、非携帯形)
公道を走行しない 公道を走行する
19<kW 19≧kW 19<kW 19≧kW
レベル設定 なし なし 大防法 なし 大防法 大防法
規制法規 なし なし オフロード法
(特定特殊自動車として)
なし 車両法
(特殊自動車として)
車両法
(普通自動車、小型自動車、軽自動車など)
陸内協
自主規制
対象 対象 なし 対象 なし なし

 

自主規制に適用される規定や基準値などは、原則としてアメリカの同種のエンジンに対するものを導入しており、欧州連合も同様にアメリカに合わせた法規制を施行しているため、国際的に整合した基準となっています.このような状況について、国の中央環境審議会では平成17年及び平成20年等の答申において、この範囲のエンジンは当面の間、業界の自主的取組みが着実に行われているよう望むとして、国からも正当な位置づけがなされています。

この自主規制は、2003年からガソリンエンジンを対象に開始し、2014年からは携帯用エンジンにアメリカの3次やヨーロッパの2次規制に相当する陸内協としての3次自主規制の導入を開始し,順次非携帯用エンジンにも適用していくことになりました。また、2006年からはディーゼルエンジンにも自主規制を導入し、現在アメリカの3次規制に相当する陸内協としての2次自主規制を適用しています。自主規制に当たって、各エンジン型式に対する排出ガス量の測定法や事務局へのデータ届けの書式など関連する事項を規定集として作成しています。陸内協会員のエンジン製造会社は、この規定集に基づいて自社で測定し、その結果を陸内事務局に提供します。届け出られたデータの集計や整理は陸内協事務局が行い、状況把握に活用すると共に、主要なデータを対外的に広報するなど自主規制制度の透明化のために活用しています。

規制の対象とするエンジンの用途は普通自動車や小型自動車・軽自動車などの自動車用を除いた建設機械・農業機械・産業機械と呼ばれる各種の搭載用エンジンです。発電機セットや刈払機などのようなエンジンで移動するのではない機械も含まれています。

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自主規制の概要

自主規制は陸内協が自主的に実施しており、したがって参加するのは陸内協の会員であるエンジンメーカーです。カラー版の自主規制ラベルとモノクロ版の自主規制ラベルとがあり、会員メーカーは右に示すデザインのいずれかの自主規制ラベルを自社製品に貼り付けることができます。

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自主規制の規制基準

ガソリンエンジン

更新 2015.12.22

汎用ガソリンエンジンに対する自主規制は2003年1月から開始しています。さらに、2013年5月の陸内協総会において「3次規制」を2014年より順次適用することに決定しました。(本件についての2013年5月28日付け陸内協ニュースリリースはここからリンクします。)これに伴い2014年より携帯機器用に3次規制が適用され,2015年より非携帯機器用(225cc以上)に、2016年より非携帯機器用(225cc未満)に3次規制が適用されています。

現行規制

(2014年より)

排気量(cc) 規制基準値(g/kWh) 試験モード
HC+NOX CO

非携帯機器用

(2次規制)

出力
19kW未満

66未満 50 610 2モード
66以上、100未満 40 610 6モード
100以上、225未満 16.1 610
225以上 12.1 610

携帯機器用

(3次規制)

出力
19kW未満

20未満 50 805 2モード
20以上、50未満 50 805
50以上 72 603

(注:排気量80 cc以下のエンジンは、非携帯機器用エンジンであっても各エンジンクラス毎に設定された携帯機器用エンジンの排出ガス規制値を適用します。)


次期規制

(2015年以降)

排気量(cc) 規制基準値(g/kWh) 実施(導入)時期
HC+NOX CO

非携帯機器用

(3次規制)

出力
19kW未満

225未満 10.0注1 610 2016年1月1日
225以上 8.0 610 2015年1月1日

(注:排気量80ccを超え140cc未満エンジンに対するHC+NOX基準値は3次規制当初は暫定的に13.1 g/kWhを適用し,最終的には10.0 g/kWhを適用します。)

 

「小形汎用火花点火エンジン排出ガス自主規制(3次)」は刊行物として販売中です。

 

ディーゼルエンジン

訂正 2013.6.5

2006年1月より規制を開始し、現在は下記が適用中です。

出力(kW) 規制基準値(g/kWh) スモーク(%) 試験モード
NMHC+NOX CO PM アクセル ラグ ピーク
8未満 7.5 8.0 0.4 20 15 50 可変速6モード
一定速5モード
8以上、19未満 7.5 6.6 0.4 20 15 50

(注:一定速度用エンジン及び1シリンダーエンジンにはスモーク規制を適用しません。)

 

「19kW未満汎用ディーゼルエンジン排出ガス自主規制―規定」は刊行物として販売中です。

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自主規制の実績(集計結果)

更新 2017.4.3

2016年1月から12月までに日本国内市場向けに生産されたエンジンから排出された主要な排出ガス成分の排出量実績は以下の通りです。その他の排出ガスを含めた全体の報告については以下のリンクを参照して下さい。

ガソリンエンジンの実績

炭化水素及び窒素酸化物排出量【HC+NOX

ガソリンエンジンの2016年実績総排出量は1,844トン(前年比104.0%)です。自主規制導入前(2000年)の実績に較べると、72.3%削減されたことになります。

ディーゼルエンジンの実績

炭化水素及び窒素酸化物排出量【NMHC+NOX

ディーゼルエンジンの実績総排出量は395トン(前年比110.3%)です。自主規制導入前(2003年)の実績に較べると19.2%削減されたことになります。

粒子状物質排出量【PM】

ディーゼルエンジンの実績総排出量15トン(前年比103.8%)です。自主規制導入前(2003年)の実績に較べると55.2%削減されたことになります。

 

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